建築とは、
土地の記憶と暮らしの景色。自然の声に耳を澄まして
地域の文化と暮らしを紡ぐ 建築があります。
わたしたちが伝えるのは、 風景とつながり
そこにあるだけで 自然と調和する建築たち。
地形の曲線をなぞり
風やせせらぎと響き合い
風土とともに呼吸する。
建築家たちの技術と
美しくも持続可能な建築。
そのひとつひとつが、 その場所に新たな風景を生み出します。
これからの未来を考える建築美学が
ニセコから日本の景色を変えていく。
ウェルネストホーム設計事務所では、
世界基準の戸建住宅で追及してきた 脱炭素建築の技術と、 最新鋭のエネルギー自動制御技術を用い、
持続可能な集合住宅やまちづくり、 および環境配慮型リゾート建築を 手掛けています。
性能
2007年、わたしたちが環境先進国のドイツでみたものは、高気密・高断熱でつくられており、暑さや寒さといった身体的負担のない住宅でした。そこでは省エネルギーで耐久性の高い建物が、住まい手には快適で健康な暮らしを提供し、未来への資産となる建物を残し、不要な資源を消費せず地域の環境を守っていました。ウェルネストアーキテクトでは光、風、音、温度、湿度といった自然との関わり合いを大切に、五感を働かせ、昔のよいところは継承し、現在考えうる最良の上質な住まいをデザインしています。
建築
私たちが持続可能な街をつくろうと思った時、その街を形づくる最小ユニットは家だと考え、まずは家づくりから始めました。私たちがつくる家は、暑い、寒いといった負担がなく、やすらぎを感じられる空気、静かで安眠できる時間、それらが当たり前にある空間です。本当に心地よい場所に身を置くと、ささやかな日常にも充足感を得られるはず。そして、それぞれの暮らしに呼応する「よい家」は、長持ちする家でもあります。私たちは、家で暮らす時間や思い出を確かに守り、未来へとバトンをつないでいける住宅をつくっています。おかげさまで東京やニセコをはじめ各地で最小単位の家から集合住宅、リゾートにおけるコンドミニアムまで、建築の幅が広がっています。
まちづくり
2012年からつくってきた高性能住宅で得たさまざまな経験とエビデンスを基に、私たちが次に挑んだのは、資産性やエネルギー効率の観点からはるかに優位な集合住宅の建設です。北海道ニセコ町の市街地にSDGsの理念を踏まえた新たな生活空間(ニセコミライ)を形成するまちづくり事業「NISEKO生活・モデル地区構築事業」でも、この脱炭素建築の集合住宅は活用されており、私たちは高性能集合住宅のプロデュースやアドバイスを行っています。国の支援事業に認定された「ニセコミライ」とはこの街区の名称で、地元住民からの公募で決まりました。
リゾート
わたしたちはニセコエリアでリゾート建築を手掛けています。それはエグゼクティブ層を対象とした宿泊施設やホテルコンドミニアムに対し、デザイン性だけでなく、省エネ性能や快適性、持続可能性まで考えた環境配慮型リゾート建築です。ウェルネストアーキテクトの考える環境配慮型リゾート建築とは、CO2の排出抑制や資源消費の削減で環境負荷に配慮することはもちろん、その耐久性と維持管理効率の高さから、地域の未来を豊かにし、次世代に負荷の少ない継承が行われる、地域とともに成熟していくものだと考えています。
エネルギーマネジメントシステム
わたしたちの建物はもともとエネルギー消費が少ない住宅ですが、独自開発した次世代型HEMS(ヘムス)を導入することにより、エネルギー消費のムダを抑えます。さらに、再生可能エネルギーを効率よく活用することで、電力自給率は大幅に向上します。Haiot System(ハイオ システム)は、発電量、蓄電量、温湿度などをリアルタイムに計測。そのデータをもとに、空調や換気など、住宅内の設備を自動制御して室内環境を最適に保ちます。こうした環境制御を行うと同時に、設備を使う時間帯、使用量をコントロールし、エネルギー消費のムダを抑えます。